2009年 10月 31日
第7部 長野1日目 |
9月2日
昨夜は遅くに宿に到着したが、翌日は早くから撮影が始まった。
長野でのスケジュールはびっしりだ。
藤堂さん演じるミサキと、阿久沢麗加さん演じる明日香のシーンは
朝からスタートし午後の明るいうちに撮影終了。
続いて美奈子と史郎のシーンは大体そのあとからの撮影となっていた。
撮影はおもに小諸市の隣にある東御市で行われた。
撮影本体は東御市にある民宿を借り切っていたが
私の宿は小諸駅前のホテルだった。
この日、午前中は近くにある観光スポットや遊び場などをチェック。
すぐのところに小諸城跡からなる懐古園という公園があった。
そばに千曲川も流れている。
以前、木曽の馬籠に行ったことがあるが
「藤村つながりでちょっと行ってみようかな」
と思った。
俳優を始めたばかりのころ、今は亡き恩師の前で藤村の詩を朗読したところ
「下手」といわれて以来、藤村は忘れられない人物となっている。
午後、ホテルでピックアップしてもらい現場に向かう。
そこは牧草地らしく、ちょっとした高台になっており大変のどかで広いところだった。
長「いい所だし、天気もいいし、スイカも食べられるし、いいことばかりだな。(心の声)」
だが、撮影はそんなに甘くなかった。
スイカを食べている表情に何度もNG。
スイカを食べるタイミングにもNG。
本村さんには何回も一緒にスイカを食べてもらった。
場所を移動し、坂道の途中にぽつんと一本、木が立っている場所での撮影。
それにしてもすばらしいロケ現場を探してくるものだ。
夕食後、民宿の駐車場を借りて、車の止め撮り撮影。
私と、梶原由貴子さんが車内に乗り込み、私は運転しているフリをする。
車を外から揺らして走っている感じを出すのだが
一回目のテスト、ガタガタの砂利道を走っているくらいによく揺れた。
が、すぐに要領を得たようだ。
諸々のテストを繰り返す。
対向車のヘッドライトが顔を掠めた、ように見える照明部の技もいい感じだ。
揺れと明かりと芝居がピタリと合ったとき、本番となった。
終了後、ホテルまで送ってもらい即就寝。
続く
長宗我部 陽子
昨夜は遅くに宿に到着したが、翌日は早くから撮影が始まった。
長野でのスケジュールはびっしりだ。
藤堂さん演じるミサキと、阿久沢麗加さん演じる明日香のシーンは
朝からスタートし午後の明るいうちに撮影終了。
続いて美奈子と史郎のシーンは大体そのあとからの撮影となっていた。
撮影はおもに小諸市の隣にある東御市で行われた。
撮影本体は東御市にある民宿を借り切っていたが
私の宿は小諸駅前のホテルだった。
この日、午前中は近くにある観光スポットや遊び場などをチェック。
すぐのところに小諸城跡からなる懐古園という公園があった。
そばに千曲川も流れている。
以前、木曽の馬籠に行ったことがあるが
「藤村つながりでちょっと行ってみようかな」
と思った。
俳優を始めたばかりのころ、今は亡き恩師の前で藤村の詩を朗読したところ
「下手」といわれて以来、藤村は忘れられない人物となっている。
午後、ホテルでピックアップしてもらい現場に向かう。
そこは牧草地らしく、ちょっとした高台になっており大変のどかで広いところだった。
長「いい所だし、天気もいいし、スイカも食べられるし、いいことばかりだな。(心の声)」
だが、撮影はそんなに甘くなかった。
スイカを食べている表情に何度もNG。
スイカを食べるタイミングにもNG。
本村さんには何回も一緒にスイカを食べてもらった。
場所を移動し、坂道の途中にぽつんと一本、木が立っている場所での撮影。
それにしてもすばらしいロケ現場を探してくるものだ。
夕食後、民宿の駐車場を借りて、車の止め撮り撮影。
私と、梶原由貴子さんが車内に乗り込み、私は運転しているフリをする。
車を外から揺らして走っている感じを出すのだが
一回目のテスト、ガタガタの砂利道を走っているくらいによく揺れた。
が、すぐに要領を得たようだ。
諸々のテストを繰り返す。
対向車のヘッドライトが顔を掠めた、ように見える照明部の技もいい感じだ。
揺れと明かりと芝居がピタリと合ったとき、本番となった。
終了後、ホテルまで送ってもらい即就寝。
続く
長宗我部 陽子
by kouryoshibounin
| 2009-10-31 00:09
| エッセイ